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ヒザが痛いときほど無理にでも身体を動かしておく

とはいえ、ヒザが痛くなる3つの原因のうち、「筋力の低下」と、「身体の使い方が悪い」は
どちらも自分で解決することが可能です。冒頭で、「ヒザの痛み=老化現象とあきらめない
でください」とお伝えしたのはこのためです。

 

「変形性ヒザ関節症」をはじめとした、ヒザの痛みを抱える人は、痛みのためヒザを
まっすぐに伸ばせない、深く曲げられない人が少なくありません。

 

症状が進んでくると、ちょっと勣かすだけで痛みが走ってしまうため、外に出たり、
積極的に行動したりすることを控えようとしてしまうのもわかります。

 

痛いからとヒザを動かさないでいると、

 

関節は固くなり、もっともっと動かなくなります。すると、ちょっとヒザを使うだけ
で痛みを感じ、さらに動かさなくなる……

 

という悪循環に陥ります。

 

安静にしていることはヒザだけでなく、身体の機能もどんどん落ちていくことにっ
ながります。ヒザに痛みを持つ方には、右が治ったと思ったら今度は左、と
両方のヒザを痛めてしまうというような二次的な再発も多く見られます。
これでは歩くことはもちろん、ひどくなると本当に寝たきりの状態になっ
てしまいかねません。

 

痛いときに痛いヒザを動かすなんて、そんな苦痛には耐えられない。

 

そう思われるのは当然でしょう。

 

しかし、痛いときにこそヒザを動かすほうが、ヒザ関節自体の機能は上かっていき
ます。それは、痛みがあるときというのは、脳が動くことを拒否していたとしても、
身体は「治したくてしょうがない」状態にあるからです。

 

じつは、脳には「二つの性質」があります。

 

一つは防衛本能的に今の状態を変えたくない、新しいことを受け入れたくないとい
う「安定性」の性質。

 

もう一つは少しずつであれば変化を受け入れられる「可塑性」という性質があるの
です。

 

ですから、多少痛みがあったとしても、ヒザを動かすことを意識してください。そ
のほうが回復は早くなります。お風呂でヒザの曲げ伸ばしをする、サポーターを
つけて散歩をしたりするのもおすすめです。



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