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ヒザに水が溜まるとはどういう状態か

また、日頃からヒザをなめらかに勁かすためには、関節包内の圧力を一定に保つ必
要があるといわれています。

 

では「圧力」という視点で考えたとき、粘性のある液体とサラサラした液体では、
どちらが少量で一定の圧力を保つことができるでしょうか?

 

それはご想像通り、粘性のある液体です。

 

風船を例に、説明してみましょう。

 

たとえば、風船の中にそれぞれ2種類の液体を入れるとします。一つはヒアルロン
酸、もう一つは水です。

 

それぞれ上から手で押すと、跳ね返りのよい弾力があるのはヒアルロン酸です。

 

水のほうはというと、風船がなかなか膨らまないどころか、押した手が風船の中に
沈んでしまい、跳ね返りを感じることはできません。このような違いは、それぞれの
分子の大きさが生み出しています。

 

関節包はいわば、風船のようなもの。

 

つまり、劣化した関節液はサラサラしているため、たくさんの量がなければ、以前
と同じ圧力を維持できなくなるということ。その結果、水を溜めよう、溜めよう
として、ヒザの不調を引き起こしてしまうのです。

 

このようにヒザに水が溜まることは身体の防衛反応であり、ヒザの圧力を保ち、ク
ッション性をつくるための最終手段です。

 

ヒザが痛ければ、ヒアルロン酸注射を打つ。
ヒザに水が溜まれば、水を拔く。

 

この2つは違う治療にみえて、じっは目的は同じ。どちらも関節包内の圧力をこ一定
に保とうとするための治療だとわかっていただけたのではないでしょうか。

 

よく「水を拔くとクセになる」といわれることがあります。

 

実際その通りで、水が溜まるということはすなわち、ヒザに何らかの炎症などが起
きているということです。そのため炎症を抑えない限り、水が溜まる症状は抑えられません。

 

水を抜いたり、ヒアルロン酸を注射したりすることで、一時的に状態をよくするこ
とはできますが根本の解決にはなっていないのです。



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